保健体育の実践授業…相手は隣の席のアノ娘でした。の無料試し読み【閲覧禁止】










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教室では、ほとんど話したことがない。
FANZA
けれど彼女の存在は、ずっと気になっていた。
静かで目立たないけれど、ふとした瞬間に感じる視線。
そのたびに胸の奥がざわつくのを、俺は誤魔化すしかなかった。
……まさか、こんなかたちで二人きりになるなんて。
放課後の準備室。
戸を閉める音がやけに大きく響く中で、
彼女は、俺の前でそっと唇を噛み締めていた。
「……はじめて、だから。うまく……できるかわかんないけど……」
声が震えている。
けれど、その手はゆっくりと制服の裾を整え、こちらに向き直る。
恥じらいと、覚悟と、少しの恐れ――
全部、彼女の瞳の奥に見えた気がした。
俺は言葉を失っていた。
頭では「これは授業だ」「ただの実習だ」と繰り返しているのに、
本能は違うものを求めてざわついていた。
彼女の手が、机に置かれたノートを開く。
中に書かれていたのは、見慣れた教科書とはまるで違う、‘指導内容’。
息を呑む俺の隣で、彼女が静かに目を閉じた。
「……一緒にやってくれる?」
たったそれだけの言葉が、
心の奥にしまっていた衝動に、静かに火をつけた。
理性の境界が崩れていく音が、確かに聞こえた気がした。
この‘授業’が終わる頃、俺たちはもう――別の関係になっている。